野外活動友の会 5月例会 「染め物をしよう」
場所:閑谷学校 青少年教育センターキャンプ場
メンバー:63名 リーダー:22名 スタッフ:2名
前日まで降っていた雨を心配していましたが、お天気も回復し、過ごしやすい気候の中5月の野外活動が始まりました。
5月は、備前市にある、閑谷学校のキャンプ場へ行き、染め物体験をしました。こどもたちのカバンの中には、「玉ねぎの皮」が入っています。「この玉ねぎの皮、どうするの?」「いつ使うの??」と興味津々です。閑谷学校へ到着し、キャンプ場まで歩いて移動です。グループのお友達やリーダーと、おしゃべりしながら移動しました。
キャンプ場に着き、礼拝が終わると、いよいよ、染め物体験です。隊長のぽぽリーダーから、まずは絞り染めのやり方についての説明です。輪ゴムやスーパーボールやおはじきを使って、思い思いに作っていきます。「ギュッと絞らないと模様がつかないんだよ」と言われ、こどもたちは一生懸命輪ゴムを巻き付けます。なかなか難しいところはリーダーやできたお友達に手伝ってもらいながら、作っていきました。
絞りが終わると、玉ねぎの皮を集め、煮立たせたお鍋の中に、絞った布を入れていきます。お湯が飛び散らないように、そうっとそうっと入れようね、と言って、一人ひとり自分でつけていきました。液につけると、20分煮込みます。煮込み終わったら、今度は色止め液につけて、さらに少し置きます。
5分、液につけたら、輪ゴムやスーパーボールをとっていきます。開いてみると、とっても素敵な模様が出来上がっていました。「リーダー、見て!」「すごい!上手にできた!」と、みんな大喜びです。きれいな黄色に染まった布を、水洗いして、干していきました。
きれいな模様のバンダナがずらりとならび、こどもたちも大満足。お昼ごはんを食べたあとは、グループの時間で、キャンプ場で生き物を見つけたり鬼ごっこをしたり、思いっきり遊びました。
世界に一つだけのバンダナを作り、大満足の1日でした。
【担当ディレクターより】
5月の活動は、玉ねぎの皮を使って、染め物体験をしました。玉ねぎの皮は、普段はゴミになってしまいますが、工夫すると、こんな風に再利用することができます。体験を通して、ゴミが素敵なものに生まれ変わったことを、こどもたちとともに感じることができました。野外活動をし、自然の中で遊んでいると、いくら気をつけていても、少なからず自然に影響を及ぼしてしまいます。今回の活動を通して、こどもたちが少しでも環境について意識できるきっかけになればと思います。
そして、この日は母の日でした。母の日は、「お母さんありがとう」の思いを伝える日、というだけでなく、元々は平和のために自分のできることを一生懸命していた一人の母親のために作られ、キリスト教の教会を通して世界中に広められた日です。自分のまわりの「平和について」自分のできることを考えることができるように。そして、今日出会った友達やリーダーに、自分がしてほしいことをしよう。そのような話を礼拝の中でしました。この日1日でも、染め物体験を通して、友達と協力し合う姿や、涙を流している友達がいたら、励まそうとする姿が見られました。そのようなこどもたちの気持ちが、家庭、学校、そして世界中へ広がっていくことを願っています。
担当ディレクター:市川 愛