信愛ファミリーサポートステーション

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信愛ファミリーサポートステーションは、岡山市中区で『森のようちえん』を実施している、

岡山市に認定された認可外保育施設です。

「明日は森?」毎日こどもたちは、そう聞いてきます。

それは、季節ごとに変わる自然を目や肌で感じ、それを遊びに取り入れて、自然を遊び尽くす森が大好きだからです。春先には、何でも「自分が!」という思いが先に立つこどもたちも、森で遊び続ける中で、どう言えば相手に伝わるのかが、体験的に分かるようになります。それは、何度も失敗と成功を繰り返しながら言葉を紡ぎ、心を寄せ合い、お互いの思いを推し量り、仲間とともに遊ぶことの楽しさを数多く味わうからです。

困った時に差し伸べられたお友達の手を、「ありがとう」と握るそのぬくもりや、出来たことを一緒に喜びあってくれる優しさは、関係性が深まった相手と繋がり、響き合う心で感じられるもの。森は、こども自ら考え、実践することを積み重ねている様子を、穏やかに見守ってくれています。

「森のようちえん」について

◎こどもは、五感を使い自然に親しむことで、豊かな感性が育ちます。
◎指導者は、こどもが自ら考え、遊びを創り出す力を信じて、見守ります。
◎保護者の皆さんには、こどもたちと森で過ごす時間を提供します。それは有意義で心地よく、至福のときとなるはずです。

「森のようちえん」のロケーション

信愛ファミリーサポートステーションは、日本基督教団岡山信愛教会の敷地に位置し、豊かな森に囲まれた操山の麓にあります。
園庭は、四季に渡って緑で満ち溢れており、園庭での遊びが森あそびへとつながっていくようにデザインされています。
徒歩圏内に、東山公園、玉井宮、幣立山、操山、奥市公園などがあり、こどもが歩いて移動することができます。

概要

定員
55名

保育時間
平日 午前8時〜午後6時
 *午前7時〜8時、午後6時〜7時はご希望により延長保育が可能です。

指導者
YMCAせとうち 信愛ファミリーサポートステーション専任職員

所在地
岡山信愛教会  〒703-8277 岡山市中区御成町12-16

「森のようちえん」クラス
2歳児たんぽぽクラス(週2回)
とき:火曜日・木曜日 午前10時〜午後1時
場所:岡山信愛教会・園庭・東山 など
食事:持参弁当 または、注文弁当

3〜5歳児れんげクラス(週3〜5日)
とき:月〜金曜日 午前9時〜14時
場所:園庭・東山・操山・幣立山など  *荒天時以外、毎日森に行きます。
食事:持参弁当 または、注文弁当

保育料 *年齢、利用回数によって金額が異なりますので、詳細はお問い合わせください。
保育園(2歳児)
週5回 43,000円  週3回 8,000円
保育園(3〜5歳児)
週5回 36,000円〜  週3回 24,500円〜
森のようちえん(2歳児)
週2回 16,300円
森のようちえん(3〜5歳児)
週5回 33,000円  週3回 24,000円

その他の費用
入会金   1,100円
年会費   3,300円
保険料   1,440円    *利用回数によって金額が異なります。
諸費用   1,000円/月  *利用回数によって金額が異なります。
施設整備費 500円/月   *利用回数によって金額が異なります。
おやつ代  1,700円/月   *利用回数によって金額が異なります。

延長保育料 550円/30分
給食代   400円/1食

1~2歳児対象 親子で森のようちえん 体験会

日 程:2023年11月11日(土)10~12時30分
対 象:2021年4月2日~2022年4月1日生まれのお子様とご家族
場 所:岡山信愛(岡山市中区御成町12-16)教会及び東山公園、周辺の里山
持ち物:弁当・水筒・タオル(親子共通)
    お子様の着替え一式・レジャーシート
服 装:帽子、動きやすい服装(長袖・長ズボン)・長めの靴下・履き慣れた運動靴
駐車場:ご利用可能です。申込時にご予約ください。
雨天時:11月18日(土)に延期します。※荒天時は、当日7時に判断し、メールで連絡します。

保護者の方からの声

田中汐里さん(2021・22年度 たんぽぽクラスメンバー 保護者)

 入園してそろそろ1年。娘と話をしていると、「寒くなって来たね」「氷ができるくらい冷たかったんだよ!」と、自然の変化を教えてくれることが多くなりました。リーダーやお友だちとそうやって話をしながら過ごしているんだろうなと、園での様子が想像されて微笑ましく思います。「そうしよう!」「それいいね!」という言葉もよく聞くようになりました。自分の思いを受け入れられる安心感が、自分の周りの人を受け入れる気持ちにつながるんだろうなと、娘の言葉から感じています。没頭して遊べる時間がたっぷりとあり、のびのびと自分のやりたいことをできる環境の中で、YMCAならではの経験をたくさん積ませていただいていることが本当にありがたいです。

稲森理恵さん(2021年 森のようちえん卒園メンバー 保護者)

 大きすぎるリュックを心細い背中に背負って、初めて登園した日。
みんなと一緒に切り株に腰掛け、お友達とリーダーが温かく迎えてくれたことがとても嬉しくて、すぐに途中入園を決めました。晴れた日には太陽の光を浴び、雨の日には雨音を楽しみ、ありのま まの自然を楽しむこどもたち。五感を目一杯働かせ、森中を駆け回るこどもたちの姿に感動すら覚えました。
 そこには決してルール を押し付けるのではなく、自分の頭で考えさせ、心の機微まで汲み取ろうとしてくれるリーダーがいました。存分に自分の個性を発揮できる温かな人間関係と、年齢を超えた縦のつながりはこどもたちに大きな自信と学びをもたらしました。 森のようちえんに流 れる優しく温かい空気と、お山で育んだたくましい心と体をいつの間にか自分のものにして、こどもたちはぐんぐん成長していきま した。
 心の根っこを育ててくれた森のようちえんに、心から感謝しています。そして、いつでも帰って来られる「家族の居場所」として、これからもYMCAとつながり続けていきたいと思っています。

推薦の言葉

自然写真家 森本二太郎さん(日本写真家協会会員・岡山県新庄村在住)

レイチェル・カーソンは、1962年に著書『沈黙の春』で農薬や化学物質による環境汚染や破壊の実体に、いち早く警鐘を鳴らしたアメリカの海洋生物学者です。私はそのレイチェルの遺作となったエッセイ『センス・オブ・ワンダー』日本語版の写真を撮らせていただきました。レイチェルはこのエッセイで、子どもたちと自然の中に出かけ、神秘さや不思議さに目をみはる感性を育み、分かち合うことの大切さを伝えています。
本の中でレイチェルは、こう問いかけています・・・子どもの頃は誰もが豊かに持っている「感じるこころ」。おとな達は誰もが「子どもたちに豊かに育ってほしい」と言います。でも、大人たちは、子どもたちと感動を分かち合うようにしているでしょうか。人工物に夢中になって自然から遠ざかったり、自然に触れても知識を身につけることに気をとられ「感じる」ことをしなくなっているのではないでしょうか。大切なのは、まず「感じるこころ」を育み、輝かせること。そのために美しさ神秘さにあふれる自然に入ってみよう・・・と。
私は今、新庄村の森の狭間に自分たち家族の手で建てたログハウスで暮らしています。 自然の中での生活は、恵みと感動に満ちています。森のようちえんで経験することは、 こどもの育ちにとって、他の何事にも替えがたい日々となるに違いありません。

ノートルダム清心女子大学教授 湯澤美紀さん (専門:発達心理学・保育学)

森のようちえんに通う子どもたちの育ちが、心身ともに確かなものであることは、最新の発達心理学の研究でも示されているところです。
しかし、そのこと以上に私は思うのです。
おとなになり、彼らはどういった子ども時代を振り返るのか、と。
ザリガニのいる水路でじゃぶじゃぶ遊んだ肌感覚を、朽木の中にいるクワガタを見つけた驚きを、枯れ葉に埋もれながら秋の匂いを胸いっぱいに吸い込んだ体験を、大きな岩に初めて登った喜びを、森のようちえんの子どもたちは振り返ることができます。
おとなになってからでは二度と手に入れることができないかけがえのない幼少期の原風景です。
そして、もう一つ、私は思うのです。森のようちえんで育つのは、子どもだけであろうか、と。数字で子どもの「能力」を計り、人と比較することは簡単です。しかし、その「能力」とやらは、数字に置き換えることができた一領域にしかすぎません。森のようちえんで一日遊んで帰ってきた子どもの声に耳を傾けるうちに、子どもが真に求めているものが見えてくる。そんな大人としての成長もまた、森のようちえんにはあるように思います。

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