西日本豪雨災害支援にご支援いただきましてありがとうございました。
2023年度倉敷フォレスターズキャンプを実施するに当たり、多大なるご支援をいただきました皆様に心より感謝いたします。
2018年7月に西日本豪雨災害が起こり、その年の9月に最初のリフレッシュキャンプを余島野外活動センターで実施してから5年が経ちました。その間も毎年リフレッシュキャンプやデイキャンプを行ない、倉敷市真備町や岡山市平島のこどもたちを招待してきました。今回は、毎年行なっている倉敷フォレスターズキャンプに、災害を経験した20名のこどもたちを招待して実施しました。この実施のために、5~6月にはクラウドファンディングで寄附を募りましたが、災害から5年が経ち、少しずつ記憶が薄れるのと同時に、毎年新たな災害が各地で起こっていることもあり、当初は中々結果が出ないということもありました。しかし一方では、今もあの災害を経験した方のことを心に留め、祈ってくださる方がたくさんいてくださることも知りました。
締め切り前日に第一目標の100万円をクリアした後、締め切り直前には第二目標の120万円もクリアすることが出来ました。多くの企業、団体、個人の方からご支援をいただき、今回のキャンプが実施できました。改めてありがとうございました。
「キャンプはその人の人生をも変えることがある。」と言われます。キャンプは遊びという形を取りながらも、その中に数多くの教育的アプローチを含んでいます。その中の1つは、YMCAと倉敷市自然の家が大切にしているゴールデンルールです。
「人にしてもらいたいと思うことは何でも、あなた方も人にしなさい。」(聖書:マタイによる福音書7章12節)
今回のキャンプでも、こどもたちにゴールデンルールについてのお話をしました。
▣自分がしたことで誰かが喜んでくれる。▣その喜ぶ顔を見ると、私も嬉しい気持ちになる。
▣自分が誰かの笑顔を作り出す事ができる。▣私は誰かの役に立っている。
私達YMCAは、この連鎖がつながっていくことで、世界がより良く変わっていくと考えています。しかしその変化も、初めは1人ひとりが変わっていくことでしか始まりません。だから、まずはYMCAのキャンプに来てくれたこどもたちや、自然の家を利用してくれた人たちから変わることで、この社会をよりよく変革していきたいと考えています。
キャンプ中はリーダーのお手伝いをしてくれるこどもたちがたくさんいました。
「この荷物を誰か運んでくれたら嬉しいんだけど。」
というリーダーの言葉に応えてくれるこどもたちがたくさんいました。リーダーが何かを言わなくても、食事の配膳を手伝ってくれるこどもたちもいました。キャンプが終わった後、日常生活でも続いていってくださることを期待しています。そして誰かの喜びが自分の喜びになる。誰かの痛みを自分の事として共に涙する。そんな人に成長してくださることを願っています。
引き続き今後もお支えいただければ幸いです。