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今月の野外活動は、『プロジェクトアドベンチャーに挑戦しよう』ということで、倉敷市児島にある「倉敷市自然の家」に行きました。集合時から友だちに会い、「また一緒のグループだね!」と、会話をしながらにぎやかな時間が流れていました。そして今回は、姫路YMCAから、リーダーが3名参加してくれて、1日一緒に過ごしました。
到着してすぐ礼拝をし、早速プロジェクトアドベンチャーの時間です。まずは準備体操代わりに全体で体を動かすゲームをしました。その後、2グループずつ合体し、それぞれのアクティビティに挑戦です!今回は、6種類に挑戦しました。丸太の上で落ちないように並び替える「TPシャッフル」、大きなシーソーで全員でバランスをとる「ジャイアントシーソー」、ロープを使って島を渡る「ニトロクロッシング」、1本のワイヤーの上をロープを頼りに渡っていく「手つなぎトラバース」、円になってフラフープを移動させる「フラフープリレー」、風船を挟んで運ぶ「バルーントロリー」の6種類です。はじめに、その種目で自分が頑張りたいことを、①友だちと協力する ②チャレンジする ③自分の思いを伝える ④思いやりをもつ ⑤友だちの話をきく、という5つの目標の中から自分で決めていきます。説明を受けて、グループごとに挑戦です。どの種目も一人では絶対に達成することはできません。
どうすれば達成することができるか、グループのメンバー全員で相談します。「ここで受け止めるよ!」「支えるからこっちに来てね!」「ゆっくり行ってみたらいいんじゃない?」などと、たくさんの声が出てきます。自分の意見だけでなく、みんなの意見を尊重することも、このプログラムの大切なことの一つです。成功すれば喜び合い、失敗すれば、どうすればいいかみんなで考える。その流れの中で、自分も人も大切にする気持ちが生まれてきます。なかなかできない子に向かって「がんばれ!」と励ますこどもたちもたくさんいました。「チャレンジすることを、自分で決める」ということが、このプログラムの2つ目のポイントです。自分で決めて成功したときの喜びを、友だちが何倍も大きくしてくれる、そんな時間となりました。2時間のプログラムでしたが、時間いっぱいチャレンジをし、友だちと協力する喜びを感じることができました。遅めの昼食のあとは、グループの時間です。この頃には、雨が振り始め、カッパを着て雨の中で過ごしました。鬼ごっこをするグループ、秘密基地を作るグループなど、雨の中でも、それぞれの遊びを存分に楽しむことができました。
【担当ディレクターより】
今回は、初めて「プロジェクトアドベンチャー」に挑戦しました。自分が決めた目標を意識して友だちに声をかけるこどもたち。しかし、時間が経つにつれて、それが「あたりまえ」にできるようになり、共に考え、共に喜び合う姿を見せてくれました。特に高学年のお友だちは、「グループのために、自分ができることは何か?」ということを考え、実行に移そうとする姿に成長を感じます。プログラムの中だけでなく、日常生活の中でも、その気持を大切にしてほしいと思っています。また来月も、皆さんと会えるのを楽しみにしています。
担当スタッフ:市川愛