発電所見学のご報告(バイオディーゼル岡山)

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今年4月からYMCAせとうちは、関連する全ての事業所の電気を、再生可能エネルギー100%に転換しました。その中身は、①水力発電、②ソーラー発電、③バイオガス発電 の3つをミックスしているのですが、その中で最も依存率が高いのが、今回お邪魔したバイオガス発電です。

 初めはバイオディーゼル岡山とそのグループ企業の説明をうかがい、廃棄される食品をどのように電気に換えるのか、その仕組みと意義を教えていただきました。

 日本では年間約464万トンの食品が捨てられているそうです。これは、毎日国民1人がおにぎり1個を捨てているのと同じ量なのだそうです。大量の食品(まだ賞味期限前のもの)が捨てられている現状を目の当たりにして、参加者からは「もったいない!」という声が何度も聞かれました。見学中も学校から食べ残しを載せたトラックが到着し、大量のコッペパンが捨てられていました。しかしここに来た食品は、この後、特別な処理をして電気に生まれ変わるのです。

私たちYMCAが使っている電気の大半は、この食品を加工して作られた電気で賄われています。これも地域貢献、地球環境への貢献です。ちなみに4月からこれまで、私たちが再生可能エネルギー100%に替えたことで、二酸化炭素68トンの削減効果がありました。

【参加者感想】

・廃油、そして食品残渣から新たなエネルギーを生み出すことは、これからの地球環境の上でとても重要であると感じました。けれど、そのエネルギーの元となっているのが、我々が残し廃棄している多量の食品や食材と思うと、とても複雑な思いで説明を聞いていました。

・たとえば車を作る会社だったら、作れば作るだけ環境負荷がかかって、それをどうするかを考えていますよね。でもバイオディーゼル岡山は、仕事をすればするだけ、その循環を回しているようなもの。それを商品としてやってるっていうのは、面白いなってい思いました。そんなクリーンンな会社が岡山にあるっていうことに驚きました。

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