
YMCAせとうちと岡山ワイズメンズクラブは、今年もクラウドファンディングを実施します。
目標額は100万円で、その目的は「YMCAせとうちが実施するサマーキャンプに、経済的に困難な状況にあるこどもたちをご招待するため」です。ぜひ全国の多くの方々のご協力をいただきたいと願っています。
【クラウドファンディング】
期間:2025年6月20日〜8月20日
目標:100万円(目標を達成した場合は120万円を目指します。)
目的:ひとり親家庭のこどもたちと西日本豪雨で被災したこどもたちをYMCAのキャンプに招待するため。
今回は対象ごとに2つのキャンプにご招待をします。どちらも無料でキャンプにご招待します。(参加費は全額寄附金で賄います。)


❶ ひとり親家庭のこどもたち15人を「さんさんデイキャンプ(日帰り2日)」に招待。
❷ 西日本豪雨災害被災家庭のこどもたち10人を「牛窓わんぱくキャンプ(2泊3日)」に招待。
これらのキャンプに合計25人のこどもたちを招待するためには、総額100万円程度が必要になります。
ご支援は500円からできますので、無理のない範囲でご協力をいただければ幸いです。この夏、こどもたちが1つでも多くの「楽しかった!」という経験ができるよう、皆様のご協力をお願いいたします。
経済格差と体験格差


文部科学省の「2014年度こどもの学習費調査」によると、家庭が自己負担する教育支出(学習費)のうち、約6~7割が学校外教育費(学習塾や習い事等の費用)であることが明らかになっています。日本では、経済格差による教育格差は、学校外教育で生まれやすくなっています。日本各地で頻繁に発生する災害は、不意に、しかもいとも簡単に多くの家族を経済的困難な状況に陥れます。
このようにして突然襲ってきた経済的困窮状況は、子どもたちから学習の機会やさまざまな体験活動の機会を奪うことにつながります。そのような教育機会に恵まれなかったことで低学力・低学歴になってしまった子どもは、大きくなったときに所得の低い職業につかざるを得なくなり、更には彼らの下の世代にもこの貧困が連鎖してしまうのです。


YMCAは、「互いを認め合い、高め合う『ポジティブネット』のある豊かな社会を創る」ことを目的に、さまざまな活動を行っています。 「ポジティブネット」とは、互いの存在や個性を認め合い、高め合うことのできる、善意や前向きな気持ちによってつながるネットワークのこと。課題の多い社会のなかで、それは、生きるためのひとつの選択肢となっていきます。私たちは、グローバルなネットワーク基盤を活かしてポジティブネットを広げ、希望あるより豊かな社会を創ります。
そのため、YMCAせとうちは、せとうち地域の方々と以下の3つのやくそくを結んでいます。
①「響き愛のこころ」が育つ場を創ります。
②「違いを理解しあい、共に生きる力」を養います。
③困難な状況にある方々に寄り添い、課題を解決します。
これらのやくそくを果たすために、YMCAではさまざまなキャンプや学童保育、認可外保育園などの活動を実施しています。そしてこれらの本物体験は、こどもたちの育ちの大きなきっかけとなっています。
しかしながら、経済的な状況で活動に参加できないこどもたちがいることも事実です。YMCAは、経済的な格差が、こどもたちの体験の格差となることを良しとしていません。そこでわたしたちはこの「こども希望基金」を創設し、経済的に困難なこどもたちにを活動に招待しています。
今回はその中でも、ひとり親家庭のこどもたちと、西日本豪雨被災児童のこどもたちをキャンプに無料招待するために、この基金を集めます。
ぜひご協力ください。