野外活動友の会6月例会「泥遊びをしよう」
日時:2025年6月1日(日)
場所:岡山県久米郡美咲町
参加者:35名 リーダー:16名 スタッフ:3名

活動報告
6月1日、今月の活動は岡山県美咲町の田んぼに出かけ、「泥あそび」を行いました。田植え待ちの田んぼをお借りし、普段はなかなかできない体験にこどもたちが挑戦しました。
集合時には、泥あそびを心待ちにしている子がいる一方で、「汚れたくないな……」と表情が曇る子も。おさむリーダーからは、「全員が泥まみれになってほしいとは思ってないよ。それぞれが少しだけ挑戦してみる気持ちを大事にしてほしい。」とのお話があり、どうしたらみんなで楽しく遊べるか、グループで話し合いました。

いざ活動が始まると、田んぼの中では様々な姿がありました。全身泥まみれになって大はしゃぎする子、泥に足を入れるだけで精いっぱいの子、そっと手で泥の感触を確かめる子、それぞれが自分のペースで自然と向き合っていました。
リーダーや友だちの「一緒にやってみよう」という声かけに背中を押され、少しずつ一歩を踏み出していく様子がとても印象的でした。
泥のひんやりとした感触、独特なにおい、さらには思わず口に入ってしまったときのジャリっとした味――五感をフルに使って自然を体いっぱいに感じる1日となりました。
活動後の振り返りでは、「最初はこわかったけど楽しかった!」「またやってみたい」「初めての感覚だった」といった声が多く聞かれ、それぞれの中に新しい気づきや思い出が生まれたことが伝わってきました。

【担当スタッフより】
今回の活動では、泥に入ることに不安を感じていたこどもたちも、自分なりの「ちょっとだけ挑戦」を通じて、少しずつ気持ちが前向きに変わっていく様子が見られました。
「楽しいからやる」のではなく、「やってみたから楽しかった」に変わっていく、その小さな変化がとても大切だと感じています。
一緒に活動する仲間やリーダーとの関わりの中で、「自分もやってみようかな」「ちょっとだけなら…」という気持ちが生まれ、それがやがて笑顔に変わっていく、そんな場面がいくつもありました。
自然の中だからこそ味わえる感覚、そして自分のペースで関われる安心感を、これからも大切にしていきたいと思います。こどもたち一人ひとりの「やってみよう」が広がっていく活動を、今後も積み重ねていきたいと考えています。
プログラムディレクター:難波(ホルモン)
