長らく休止せざるを得なかった「まびくらキッズ」。活動再開の第２弾のテーマはクリスマス。ということで、今回はプロのピアニスト大塚恵美さんとバイオリニスト樋口利歌さんと共演し、ハンドベルを奏でるという機会を得ました。しかもYoutubeライブ配信という驚きの企画も加わっており、なんと世界デビューだったのです。こころなしか緊張気味に集まったこどもたちでしたが、いつものねばーるリーダーとまずは戸外で鬼ごっこを楽しんだことで、すっかり落ち着きました。
QSANによるクリスマスのお話を聴いた後、いよいよお待ちかねのハンドベル練習。講師ははじめちゃんのお連れ合いの吉岡洋子さんとお嬢さんのもえちゃん。使ったハンドベルは、もともと姫路YMCAのハンドベルクワイヤが使用していたものでしたが、ハンドベルを奏でるクワイヤが解散してしまい、行き先を失っていたものを、はじめちゃんの教会で引き取ってくださったもの。実は汗や唾がつくと錆びてしまうデリテートなものなので、手袋をして使わなければならないことを聴いた後、練習開始。まずは音の出し方を教えていただき、徐々に楽器に慣れていきました。そしてついに通し稽古、それがなんと一回目でバッチリ。一挙にみな自信に満ち溢れました。
そしていよいよ１５時に本番開始。出来栄えはもちろん大成功、ぜひ、YoutubeのYMCAせとうち公式チャンネルでご確認ください。プロのお二人の演奏は、それはもう素晴らしく、最幸のクリスマスプレゼントでした。お二方に感謝です。
今年のクリスマス、こどもたちの間では、コロナの影響でサンタクロースが来ないのではないかとという心配が広がっているそうです。そこで、イタリアでは、こんなお話がありました。『サンタクロースはマスク姿でやって来る―。新型コロナウイルスの感染者が100万人を超えるイタリアのコンテ首相は１２日、クリスマスがロックダウン（都市封鎖）の影響を受けるかもしれないと心配する５歳の男の子の手紙に対し、フェイスブックで答えました。「サンタさんはあちこち旅をして世界中の子供たちに贈り物を届ける許可証がある」「いつもマスクを着け、自分とみんなを守るため、ちゃんと距離を取っているそうだ」。コンテ氏は男の子宛てにこう記すと、ツリーの下に温かいミルクとビスケット、アルコール消毒ジェルを忘れず置いておくよう助言しました。
さらに「サンタさんに良い子にしていると手紙を書かなくてもいい。私から伝えておきました」と説明。「ウイルスを撃退してとお願するだけでなく、別のプレゼントをお願いするのも忘れないように」と述べ、祝祭を楽しみに待つよう伝えたそうです。』
しかしながら私は更に付け加えていと思います。クリスマスの喜びは、いい子だから得られるものではないのです。今も被災地に暮らし、困難な状況にある方々にこそ、平和のプレゼントは送り届けられるはずです。良きクリスマスをお迎えください。
【リアルクリスマスコンサート】
■日時：
2020年12月12日（土）15時～17時
■出演者：
大塚恵美（ピアノ）
樋口利歌（バイオリン）
■会場：
まびくら 倉敷市真備町有井69-6
◆プログラム：
・パプリカ/Foorin・紅蓮華/LiSA・クリスマスソングなど
・オーアモメント/樋口利歌オリジナル
・タカラモノ/大塚恵美オリジナル
・こどもハンドベルクワイヤ クリスマスソング
■主催・お問合せ：
岡山キリスト災害支援室・YMCAせとうち
■協力：
YMCAせとうち
MID
OMS
富士のやミュージックギャラリー
◆出演者プロフィール：
大塚恵美
ピアニスト/コンポーザー
3歳からヤマハ音楽教室にてピアノを始める。
神奈川県立麻溝台高校卒業。昭和音楽大学ピアノ科卒業。
ヤマハ音楽教室スガナミ楽器ピアノ科講師を経て現在、相模原市内の小学校で非常勤講師として「全員で創りあげる音楽」「魅せる音楽」をモットーに音楽と教育の架け橋となり、子どもたちの音楽力の育成に努める。
その一方2016年、国府弘子氏の相模湖音楽創造ワークショップに参加したことを機に演奏活動を開始。心に響くピュアでまっすぐな音色と旋律歌心溢れる演奏を大切にしている。オリジナル曲を中心に『音×人×心を大切に自分の世界を創りたい』と願い活動中。
2019年5月23日に4曲入りオリジナルミニアルバム「M 〜melody of heart〜」をリリースした注目のピアニスト。
樋口利歌
バイオリニスト
4歳よりヴァイオリンを始める。中国短期大学音楽科卒業。
現在、瀬戸フィルハーモニー交響楽団団員。弦奏友団リーダー。duo”sorella”、ブリランテ弦楽四重奏団メンバー。
ふくやま文化力を繋ぐ会に所属。岡山市ジュニアオーケストラ、岡山市バイオリン教室の指導員。10月には初のCD「オーアモメント」をリリースし、全国のコンサート等で活躍中。
