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「会えるといいなと思っていたんだよ!」「早く行こうよ!」
こんな言葉を交わしながら集まってくれたこどもたち。雨に悩 まされていた「森の遊び場ひだまり」久々の開催です。15 時半 集合。今回は夕刻時の森を楽しみ、一足早くクリスマス会を行 いました。
幣立山への道先案内をしてくれるのは現れんげクラスのこど もたち。まず、ざりがに探し、ざくろの確認をして向かいま す。落ち葉のじゅうたんが広がる幣立山につくと、木登り、ど んぐりさがし、探検など、それぞれのこどもがやりたい遊びに 一目散。目の前に広がる自然が、こどもたちの遊びごごろに火 をつける、その瞬間を見たような気がします。お互いのできる ことを認め合い、そして見守りできることに驚きを覚える保護 者の方々。夕刻時の森に温かな風が吹いているような、そんな 穏やかな、楽しい時間を過ごしました。日の沈んでいく西の空 に向かうカラスの数を数えたら信愛に戻る時間となりました。
お部屋に帰ると、みんなでハヤシライスをおなか一杯食べ、 いよいよ「クリスマス会」の始まりです。イエスさまのお誕生 日のお祝いをし、歌を歌い、ゲームを楽しみました。家族対抗 の「言葉探しゲーム」では果物の名前、生き物の長い名前探し などに挑戦。一番長い名前は「モーレンカンプオウゴンオニク ワガタ」17 文字でした。また、保護者の中で一番よく食べるの は誰?クイズでは体を触って確認するこどももいて、みんな大 笑い。笑顔はじける時間を過ごしました。
「なかなか体を動かして遊ぶことがないから、身体を使って 遊べて楽しかった」「みんなとあそべてたのしかった」との感想 が私たちにとって何よりの贈り物となりました。クリスマスプ レゼントを手にし、それぞれの家に帰る車から聞こえてくる 「バイバイ」「またくるね」の声が夜空に響く 1 日の終わりとな りました。
「待ってました!!」がみんなの心からの思いであったと思われる「ひだまり」開催。
笑顔の皆様にお会いできたことが私たちの何よりの喜びです。困難な状況が、より困難になっている昨今。集まるに際して は、いつもとは形を変え、出来る形で楽しむことに心を寄せています。いつもならば、グループを作るところを、家族ごとに楽 しんでいただくことにしたり、距離を保ちながら食事をしたり。形を変えても十分楽しむことができる。変化にどう対応し、どう明るく過ごすことができるか、今求められているのはこのことではないでしょうか。今を生きるとはそういうことと思うので す。柔軟に対応し、笑い合い楽しく過ごす時間が与えられたことに心から感謝します。年代を超えて集まってくださる方々は 「信愛育ち、信愛仲間」です。「しんあい」という言葉がみんなを結び付け、この言葉が心を強くする、そんな場所であり続け たちと思っています。
街が華やぐ季節となりました。それぞれのご家庭で、今年もクリスマスをお祝いできる心豊かな時が持てますようにとお祈り しています。
スタッフ
絹田倫子(きんちゃんリーダー) 大西幾子(いくちゃんリーダー) 市川愛(ジャミリーダー)