新型コロナウイルスから子どもたちの育つ機会と未来を守ろう!宣言
「育ちを止めるな!」
新型コロナウイルスは、大切な命や仕事を奪うだけでなく、学校を止め、旅を止め、体験を止め、交流を止め、子どもたちの今しかない、その年齢のときだけにある時間を奪っています。
「外で遊べない。」
「他愛もない話ができる場がないし、話をしても受け止めてくれるあの人に会えない…」
「学校でたくさん宿題をもらってくるけど、親も子も限界!」
「子どもは好きなことを沢山我慢している。けど、 お互いのストレスで怒ることが増えてしまった。」
「アルバイトに入れなくなり、生活にすごく困っている。」
大人も子どもも普段からの素朴な繋がりが分断され、私たちを取り巻く環境は大きく変化しました。
リアルな体験活動は、子どもの健やかな成長のためには欠かせません。教室で友達と授業を受ける時間も、アルバイトをして大学に通う時間もかけがえのないものです。子どもたちの1 日、1 か月はただ過ぎる時間ではなく、その先の人生に大きな影響を与える大切な機会です。
また、自粛で家庭が、親だけが子どものことを抱え、苦しむこと、これも大きな問題です。「地域で子どもを育む」ことを取り戻さなくてはいけません。今、「子どもたちにとって本当に何が必要なのか」という根源的な問いが私たちに突きつけられています。
私たちは、すべての子どもがもつ「育つ力」をコロナ禍で止めることの無いように、活動の仕方、支援の在り方について、電話やオンラインで話し合ってきました。
その中で、オンラインでの活動なども、「新しいことを生み出せるかもしれない」という可能性も見えてきました。一方で、リアルな場や機会の大切さも再実感しています。
だからこそ、多くの団体と、そして子どもたちと共に、「新たな活動」をつくっていきたいと強く願っています。
感染防止の取り組みはしっかりと行いながら、しかし、機会をこれ以上減らさない。子どもたちの育ちをとめないために、子どもたちの機会を守るために、あらたな活動の実行と、そして、みんなで感染防止に配慮した平時の活動の再開を、ここにあらためて宣言します。
おかやま親子応援プロジェクト 参加団体、賛同者一同