ハチ高原キャンプBのご報告

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ハチ高原キャンプB

日  程:1月6(土)〜8日(月/休)
場  所:ハチ高原 ホテルかねいちや
メンバー:32名 リーダー:10名 スタッフ:1名

1月6日(土)/1日目

 2024年最初のキャンプをハチ高原で実施しました。
 岡山駅からバスに揺られ、ハチ高原に到着。所々、白くなっている景色を見て「うわ〜、雪だ〜」と、興奮気味なお友だち。「もっともっと降れば良いのに〜」とお願いするお友だちもいました。
 お家から持ってきたお弁当を食べ、準備ができたグループから雪遊びに出発です。一番人気は、雪合戦。あちらこちらから、雪玉が飛び交います。「つめて〜」と言いながら、笑い声が響いていました。また、かまくら作りや雪だるまを作るお友だちもいます。雪は多くなかったものの、思い思いに雪遊びを楽しむことができました。
 グループごとにお風呂を済ませ、おやつを食べました。この日の夕食はみんなお待ちかねのすき焼きです。「おいしー!!」「ごはん、おかわり〜」と、美味しく楽しく夕食をいただくことができました。晩ごはんで、お腹がいっぱいになった後は、体育館でゲーム大会です。障害物競走や鬼ごっこなど、学年や性別を超えて大盛り上がり。ゲーム大会が終わった後も、いろいろなグループが交わって、ドッジボールを楽しむ様子が見られました。

1月7日(日)/2日目

 「おはよー!!」と、元気な声が聞こえてきました。キャンプ、2日目がスタートです。朝食を済ませ、体育館に集合しました。この日の午前中は、全員でロープクライミングです!体育館に吊り下げられたロープに、ハーネスを着けて登っていきます。最初は「難しい!」と苦戦していたお友だちも、コツを掴むとあっという間にどんどん登っていきました。最高到達点は7メートル!多くのお友だちが、体育館の天井から「おーい、リーダー!!」と呼ぶ声が聞こえます。「私、高いところ苦手なんだけどな」と話していたお友だちも、自分の行けるところまでチャレンジしていました。
 みんなの願いが届いたのか、前日の夜から多くの雪が降っていたため、あたり一面雪景色。午後からは雪遊びを楽しみました。前日できなかったそり遊びや大きな雪だるま作りに勤しんでいます。中には、リフトで登るほどの高いところまで歩いていくグループも。「リーダー、そりで滑るから見といてね!」とすごいスピードで、滑り降りるお友だちもいました。思い思いに楽しむことができたようです。
 雪遊びで、冷えた身体もお風呂でぽかぽかに。みんなが楽しみにしていた夕食の時間です。この日のメニューは、かねいちや名物の「かも鍋」。コロナ禍により、数年自粛をしていましたが、久々に解禁!「このスープ、最高!」「俺、ごはん3杯おかわりした!」などと、美味しいお食事に舌鼓を打っていました。
 夜は、大学を卒業する4年生リーダーのスタンツタイム。キャンプソング「がんがん」の紹介があり、4年生のリーダーたちのエピソードを聞いて、笑いあり涙ありの時間となりました。4年生スタンツ後、いくつかのグループ合同で、再び白熱のドッジボール大会を決行。キャンプ全体に楽しい雰囲気が広がった2日目になりました。 

1月8日(月/休)/3日目

 キャンプもいよいよ最終日。どのグループも元気に出てきました。この日も楽しい1日になりそうです。朝ごはんを済ませた後は、3日間お世話になったお部屋の片づけです。布団をたたみ、荷物をまとめ、雪遊びをした後のために着替えを準備します。初日は「リーダー、ズボンがないー。探して〜」と甘えていたお友だちも、3日目ともなれば、「リーダー、服はトレーナーで良いよね?」などと、自分のことを自分でする様子が見られました。
 お部屋の片づけが済んだところで、お餅つき!リーダーたちがこねてくれた餅米を、キャンプのお友だち全員でついていきます。「よいしょー!よいしょー」と掛け声が上がり、あっという間に美味しそうなお餅になりました。甘いきなこをまぶして食べてみると、「おいしー!レンジで作るお餅とは全然違う!」と、つきたてのお餅にみんな大喜び!キャンプの振り返りをする際、「みんなでがんばったおもちつきが一番楽しかった」と話してくれるお友だちもいました。おもちつきの後は、いよいよ最後のグループタイムです。服装を整え、雪遊びに出かけました。残りの時間を惜しむように、雪合戦・そり遊び・雪だるま作りと、さまざまな雪遊びを楽しみます。グループのリーダーを雪の中に埋めて、雪風呂を作るグループも出現!リーダーだけでなく、順々に雪風呂を楽しんでいたようです。
 キャンプもいよいよ、終わりが近づいてきました。3日間過ごしたハチ高原を後にする時間です。かねいちやのスタッフの方々に「また、来年も来るからね!」と言いながら、バスに乗り込みました。岡山までの道中も「楽しかったな〜」と話し合う声が聞かれます。「また、一緒にキャンプ行こう!」と、約束をするお友だちも。たった、3日間のキャンプでしたが、しっかりと関係性を深めることができたようです。

プログラムチーフ:田邉香帆(トトリーダー)

「終わりがあるからこそ美しい。『今』は二度とない」

 「トロイ」という映画をご存知でしょうか?冒頭の言葉は、ブラッド・ピット演じる主人公アキレスが、その映画の中で語るものです。キャンプも同じく、終わりがあるからこそ、価値のあるものではないでしょうか。キャンプは非日常として行われるものです。ただし、パラレルワールドにある非日常ではなく、日常とつながっている時間です。
 ハチ高原キャンプBでも「キャンプがずっと続けば良いのに〜」と、たくさんのお友だちから聞かれました。しかし、キャンプには確実に終わりがあります。その終わりがあることで、「今」の尊さ・大切さを感じることができるのです。それは少し淋しいことかもしれませんが、こどもたちの成長には大切な経験ではないでしょうか。ただ楽しいだけでなく、キャンプが終わり日常に戻った際に、キャンプでの出会いや経験が、ひと回り成長するきっかけとなることを願っています。
 最後になりましたが、ハチ高原キャンプBにご参加いただき、本当にありがとうございました。スキーができないにも関わらず、多くの方に参加をしていただけたことは感謝に堪えません。この3日間でできた仲間や思い出を大切に。また、キャンプでお会いできることを楽しみにしています。  キャンプディレクター:有安 紀

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