中心市街地落書き消去活動を実施しました

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12月2日、アフタースクールのこどもたちと保護者のみなさん、そしてYMCAリーダー・スタッフ総勢20名で、YMCA周辺にある壁面への落書きを消去する活動を行いました。実はこどもたち、消去に先立って、街の落書き調査活動もすでに行っており、100ケ所を超える落書きが、所構わず周辺に存在することを突き止めていました。今から20年まで、岡山市は日本一の落書きシティーという悪名をつけられていました。そこでYMCAはじめ多くの市民団体が立ち上がり、一丸となって落書きを消去するという活動を行い、街から落書きを一掃しました。この活動は全国的にも評価が高く、新聞やテレビでも大々的に取り上げられ、漫画にもなっています。

なお、この間一貫して、消去用の塗料や資材を「株式会社岡憲塗装様」よりご提供いただいております。この場を借りてお礼申し上げます。今回もありがとうございました。

この活動を通じて、一時は沈静化したように見えた落書きですが、今年こどもたちが防犯マップづくりのために調査してみたところ、実に多くの落書きが点在していることが判明しました。そこで相談の上、今回久しぶりに消去活動を行うこととなったのです。

本日の活動の概要は以下のとおりです。

と き:12月2日土曜日9時30分〜13時
ところ:YMCAせとうち本館ならびに周辺地域
作 業:近隣の2箇所を力を合わせて消去しました。
流 れ:集合した後、リーダーから落書きに関するミニレクチャーを行いました。ポイントは以下の通りです。
    ①20年前にとてもこの周辺に落書きが多かった。(動画を見て説明しました)
    ②最近また増加傾向にあることが、調査をしてわかった(こどもたちが説明してくれました)
    ③昨日東京では、地下鉄の車両に落書きがされ、お陰で交通状況に悪影響があった。
    ④たかが落書きのように思ってはダメ。これは弱い者いじめ。放置しておくと犯人は調子に乗り、もっと大きな犯罪に通じる。
    ⑤みんなが力を合わせて消すことで、「悪いことを見逃さない人がここにいる」というメッセージになる。
    ⑥だからこそ、楽しく作業をして、気持ち良い一日を過ごそう。

このようなお話を経て、みなで街にでかけ、ペンキまみれになりながら、2箇所の大きな落書きを綺麗さっぱり消去することができました。作業終了後のこどもたちは顔も体もペンキまみれでしたが、お父さんお母さんも含めた参加者全員が、なんだかとても晴れ晴れして輝いて見えました。終了後のおにぎりと豚汁も最高においしく、充実した半日でした。

みなさんのお陰で、少しだけですが街が綺麗になりました。この活動が次へと続き、次回はもっと大きな規模で実施できればと願っています。ありがとうございました。

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