コロナが急増中の夏休みですが、YMCAせとうちではさまざまな工夫をこらして、 キャンプや保育活動を行っています。今回その一環であるグローバルアフタースクー ルが「近隣に位置し、SDGsを通じて志を同じくする仲間」である岡山ビューホテルに多大なご協力をいただき、一緒に活動をすることができました。 今年のメニューは岡山の白桃入りのカレー、一見ミスマッチですが、さにあらず。 甘くて美味しくて、こどもたちからも大好評でした。
ビューホテルの上野社長(元岡 山中央小学校PTA会長)は志高い経営者として、このコロナ禍でもさまざまな地域支 援活動を行っておられます。また、そこに勤務する福別府シェフご自身も東日本震災 避難経験者として、いつも弱者の視線をもって料理に携わっておられ、今回の白桃も ここで使うことでフードロス防止にもつながっているとのこと。恐れ入りました。 このような支援を続けていただいているのは、共に掲げるミッションが一致いるこ とが大きな要因です。
岡山ビューホテルのミッションは「思いやり(OMOIYARI」 を世界標準語にするということ。「思いやり(OMOIYARI)」とは、1相手を大切に思 う心と行動、2相手の立場に立って考える心と行動、3相手から見返りを求めない心 と行動ということ。これはYMCAの掲げる「利他的に生きる」と一致しています。 結果的に、コロナ前からSDGsを基盤になにか一緒にできないかと相談してきたこ とが、今年も実を結び続けている事に心より感謝しています。ありがとうございました。
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SDGsとは “Sustainable Development Goals(持続可能な開発目標)” の略称。
2015年9月、ニューヨーク国連本部にて開かれた「国連持続可能な開発サミット」において、国連加盟国により採択された「持続可能な開発のための2030アジェンダ」に記載された「2016年から2030年までの国際目標」のことです。
すべての人が平和と豊かさを享受できることを目指し、「17のグローバル目標」と「169のターゲット(達成基準)」で構成されており、地球上に誰一人として取り残さない(”leave no one behind”)ことを誓っています。
岡山ビューホテルとYMCAせとうちは、国連が提唱する「持続可能な開発目標」に賛同、「持続可能な社会の実現」に向けた事業展開が重要だと考えています。両者はその事業特性を踏まえ、SDGsの目標の中から取り組むべき課題を抽出し、それらを解決すべくスタッフや取引先、地域の方々と協力しつつ、私たちにできることを考えて共に活動に取り組んでいます。今後は、子ども食堂の開設などを目指して協力を深めていきます。