SAG 9月26日 活動報告 秘密結社 The Yellow stars

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報告書はこちらからダウンロード(PDF)できます。

 今回のテーマは秘密結社を結成しようでした。当然のことですが、秘密結社はその存在こそ認知されていますが、行っていることは世に隠されています。決まっているのは、その名前がTHE YELLOW STARSだということ。そこで早速これから何をしたいのか?やれるのかの相談をしました。きびだんごづくりやギネスに挑戦、YOUTUBEの英語配信などなど、素敵なアイデアがいろいろ湧いてきました。それらの案は来週以降に実現することを約束して、今日はリーダーたちが挑戦かった絵本の翻訳に取り組みました。その名もTHE YELLOW  STARという絵本は、ナチスドイツ時代のデンマークの物語。

 ヨーロッパで唯一ホロコーストの無かったこの国で、今も語り継がれている国王クリストファーのお話です。当時ヒトラーから命ぜられた鉤十字の旗の掲揚を拒んだ王は、国民みなから敬愛されていました。そんなデンマークに次なる難題が課せられます。それはユダヤ人には黄色の星を身につけること。王は熟慮の末、自らも星をつけるという選択をしました。その結果、国民全員が王に倣い、黄色い星を身につけ、ホロコーストは無くなったとの事。この素敵なお話をみんなで手分けして訳し、全員で共有することができました。

 多くの日本のこどもたちにに読んで欲しいと思い、先日アトランタ在住の著者Carmen Agra Deedyにメールをお送りし、交渉開始の了解を得ました。コロナの只中であるからこそ、人を選別することの恐ろしさと愚かさを世に問うためにも、何とか出版したいと願っています。今後をお楽しみに。

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Perhaps  it was this riddle of the yellow star that drew King Christian to his balcony that night. 
The sky was filled with the light of many stars.”If you wished to hide a star,” wondered the king to himself, “where would you place it?” His eyes searched the heavens.”Of course!” he thought.
The answer was so simple.”You would hide it among its sisters.”The king summoned his tailor.
 

The tailor arrived and listened to the king’s surprising request.”We only have an hour before I ride at dawn,” the king said urgently. “Can you complete this task in time?””Yes, your Highness. I’ll begin immediately.” The tailor bowed respectfully.”And you do understand what this means?” the king insisted.”I do, Your Highness, as will all your subjects,” he answered with pride.”I trust they will,” 
whispered the king, placing asmuch faith in his Danish subjects as they had in him.

 
 デンマークという国の特徴、それは人権をとても大切にしてきたということ。このエピソードはそれをよく表しています。
 第2次大戦当時、ユダヤ人は各地で迫害されていました。その時、デンマークにもそういう状況がありました。当時国王は戦中にも関わらず、馬に乗って時々町を散歩していました。その時、ナチスによって、ユダヤ人は黄色い星を胸に付けさせられることになりました。その話を聞いた国王は、熟慮の上で、自分が街頭をそのマークを付けて散歩したそうです。その王の姿を見たユダヤ人以外の民衆も、みな王に倣い、胸に黄色い星をつけたとか。その結果、ナチスは誰がユダヤ人かがわからなくなったそうです。おかげでデンマークでは、他の国と比較して圧倒的にユダヤ人の殺害が少なかったという伝説が残っています。それほど人権を重んじ、みんな平等であるということを非常に大切にしてきた国の一つです。私たちの国はどうでしょうか?共に考えたいと想っています。

 今日6月26日は、洞爺丸の転覆事故から66年目となる日です。その時、自身の救命胴衣を他者に差し出し自らの命を投げ出した方がいます。その名はディーンリーパー、日本YMCA同盟にアメリカから派遣されたスタッフでした。その話は三浦綾子の小説に取り上げられてことで今も語り継がれています。当初父の死を悔やみ、日本を憎んでいた長男スティーブリーパーは、かつで広島の原爆記念館の館長を勤め、親子2代で日米の架け橋となったのです。

 今日の活動は、自分の人生を深く考える契機となりました。

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