いよいよ7月。キャンプの季節です。
危険を冒険に変える、
YMCAではそんな企画がいっぱいです。
阿南海洋センターで行う無人島トリップ、
太子キャンプ場で行う森のアウティング、
沖縄で行う韓国台湾合同のピースキャンプ。
まだまだ参加者募集中です。
詳細は、以下のリンクをクリックしてください。
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私YMCAせとうちの総主事である太田直宏の人生最初のキャンプは小学校低学年の頃の事。
記憶に残っている事は、
①ジャイヤンツの帽子をかぶって参加した。
②友人達とともに参加した。
③野外料理として作ったカレーがとんでもなく塩辛くショッカレーと名付けた事などなどでした。
そんななかで、鮮烈に覚えていること。それは「寝床の暖かさ」です。
キャンプファイヤー喧噪の後、
グループに分かれて就寝。
山のキャンプ場だった事もあり、朝方相当冷え込んだのでしょう、私は、寒さで目を覚ましました。どうしようもない寒さに震えていた時、グループのリーダーが、「こっちにおいで」と言ってくれたのです。僕が起こしたのか、リーダーが気づいたのか、それも覚えていません。というか、名前も顔も、記憶がないのです。けれども、その言葉のお陰で僕はその人と一緒に毛布に包まり、朝までとても暖かく眠れたのです。この「暖かさ」が、僕のキャンプの原体験です。
大学卒業後就職した会社で夢破れ、たった1年半で退社した後、新聞の求人欄で神戸YMCAを見つけました。そこに書かれていたのは「青少年指導者募集」の文字でした。思い起こしたのは、あの寝床の暖かさ。こどもたちに暖かさを提供する、そんな仕事ができるならと思って、応募しました。それまで全くYMCAを知らなかった私も、今年で職歴33年目。
毎年キャンプのシーズンの前に思うのです。こどもたちは、将来大きくなったときキャンプに一緒に行ったリーダー達の顔も名前も覚えていないかもしれない。にも関わらず、キャンプの中で体験した経験がもしかしたらその人の人生を変える事があるかもしれない。だからこそ、全身全霊をかけて「キャンプ」という場を大切にしなければと。
7月4日現在、私たち「YMCAせとうち」のキャンパー数は、770名。この中には、昨年の7月豪雨の被災地真備や平島から寄付金でご招待するこどもたち160名が含まれています。今年の目標は800名超なので、毎日スタッフリーダーで懸命に募集活動をしています。
それもこれも、すべて「たかがキャンプ、されどキャンプ」と思っているからです。託されるすべてのキャンパーの人生の1ページに私たちのキャンプの素晴らしきページが書かれるよう、しっかりと準備をしなければと思う日々です。どうぞ奮ってご参加ください。