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世界YMCA/YWCA合同祈祷週 2020.11.8~14

世界YMCA・YWCAでは、毎年11月第2週目の日曜日からの一週間を合同祈祷週として、一つのテーマのもとに、聖書からメッセージを聴き、祈りを共にする機会を持っています。今年は11月8日から14日までの一週間「希望の光:実践をともなう霊性によってレジリエンスのあるコミュニティーを創る」というテーマのもとで祈りを合わせます。

YMCAせとうちでも、本日定例の職員礼拝で、希望の光をテーマに祈りを合わせました。



合同祈祷週のテキストとして、毎年冊子を発行しています。そのなかのYMCA・YWCAの両会長が寄せたメッセージを紹介します。


YMCA・YWCA両会長のメッセージ

今年初めに起こった新型コロナウイルス感染症のパンデミックは、この世界をすっかり変えてしまいました。個々の暮らしも地域社会も、あらゆる側面において壊滅的な影響を受けました。規模の大小を問わず、外出・移動の制限によって、多くの人が日常の活動を停止して、これまで当然のこととしてきた前提を疑い、柔軟に事態に対応することを余儀なくされました。

パンデミックは誰に対しても無差別に襲いかかります。しかしその影響は、世界のさまざまな不正義を背景に、社会の最も弱い人々において特に深刻なものとなることが示されています。また、世界が、今ある、また生じつつある諸問題に立ち向かう上で必要なレジリエンス、希望、そして地球市民としての感性の核には、信仰や霊性があることも分かってきました。

世界のYWCAとYMCAは、長い歴史を通じて、信仰と霊性と人間性に関わる諸要素を地域社会の中心へと結び合わせる活動を続けてきました。今あらためて、知性・身体・精神の調和を表すわたしたちの共通のシンボルがもつ力強さを思い起こしたいと思います。

YWCAとYMCAのリーダーたち、特に若い世代のリーダーが立ち上がり、パンデミックの影響に対する意識を高めるだけでなく、窮地にある地域社会を支え、強めるためにリーダーシップを発揮している姿に大変勇気づけられます。恐れと孤立に抗い、よりよい社会をめざし、現状を変革するためのYWCAとYMCAの団結は、このパンデミックの中で一層強められています。

今年の世界YWCA・YMCA合同祈祷週のテーマは、ひとつとなって共に歩むことへの呼びかけ、個人的な使命感をどのように集団・地域レベルの変革へと展開させ、実践をともなう霊性によってレジリエントな地域社会を創ることができるかをじっくりと考えることへの呼びかけです。希望は、状況がどれほど深刻であっても良いことは起こるのだと教えてくれます。

すでに多くの人が、現状を変えるためにそれぞれの地域で行動しています。デマに対処したり、斬新な方法で身体的、経済的、精神的、宗教的なサポートを提供したりして、やさしさの輪を広げ、困窮の中にある人々に寄り添っています。一人ひとりに役割があります。すべての人が支援を受けることができなければなりません。一人ひとりが大切なのです。

政府や行政、諸団体、諸機関には、それぞれの地域に生きるあらゆる人、とりわけ周縁に置かれた人々と弱く不利な立場にある人々を支えることで、その地域で公正さと愛と平和が促進されるように社会を建て直すことが求められています。わたしたちYWCAとYMCAは、パンデミックが引き起こしている制度的な苦しみ、家族や地域が被った心の傷、そして人々の個別の不安があることを認識しつつ、この危機において真の希望のシンボルとして輝いている、リーダーや運動のレジリエントな地域社会を築く力を強化していきます。

ブックレットは、今回の祈祷週とそれ以後の日々において、わたしたちが、聖書の言葉を介してさまざまな人の実体験や地域の現実につながることを後押ししてくれます。今後も耐え忍んでゆかねばならない苦悩のただ中で、わたしたちは希望と連帯の物語の中に慰めを見出すとともに、コロナ以後の世界を生きるための励みになる教訓を与えられることでしょう。

世界YWCA会長
ミラ・リゼック 

 

世界YMCA同盟会長
パトリシア・ペルトン