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YMCAキャンプ100周年目の夏休みが終わりましたので、 まとめてご報告をいたします。

 本年度、YMCAキャンプは100周年を迎えました。1920年、六甲山系の兵庫県西宮で始まったYMCAキャンプは、今日まで多くのキャンパーとユースリーダーに育ちの場を提供し続けてきました。(Yキャンプ100Storiesは、こちらをクリック)

 今年度はコロナ禍で、一時は開催が危ぶまれましたが、「コロナだからできない」ではなく、「コロナだからこそやるべきだ」を合言葉に、秋開催も含めて日帰りキャンプを12回、宿泊キャンプを4回を計画しました。結果的に544名(のべ1376名)の方が参加していただき、楽しく有意義な夏を過ごしていただきました。

 それぞれのキャンプに関しては、表の中の名称の部分をクリックしていただくと、詳細な報告書がご覧いただけますので、ぜひともご笑覧下さい。

以下のキャンプ名をクリックしてください。
日程
対象
人数
7/23㈭〜24㈮・
3歳児〜小2
49
8/22㈯〜23㈰
3歳児〜小2
52
8/29㈯〜30㈰
3歳児〜小2
30
9/20㈯〜21㈰
3歳児〜小2
50
8/8㈯〜8/10㈪
小1〜小6
42
8/1㈯〜2㈰
4歳児〜小6
33
8/3㈪〜7㈮
小1〜小6
29
8/17㈪〜21㈮
小1〜小6
42
8/11㈫〜12㈬
小1〜小6
29
8/24㈪〜25㈫
小1〜小6
29
7/23㈭〜25㈯
小4〜中3
15
8/13㈭〜15㈯
小4〜中3
18
8/22㈯〜23㈰
小3〜高3
14
8/1㈯〜2日㈰
ファミリー
28
8/22㈯〜23日㈰
ファミリー
32
10/10㈯〜11日㈰
ファミリー
52


 YMCAが実践してきたキャンプは、単に漠然と自然に親しむキャンプではなく、明確な目的があり、その目的を実現するために、トレーニングを経験したリーダーが豊かな自然環境を素材として用いる共同生活のことを指し、「組織キャンプ」と呼んでいます。


 組織キャンプを説明する時、私たちは「人間らしい生活の想像」と表現します。人間らしい生活とは、「自己実現」と「他者との共生」の二つを同時に追求する生活だと考えています。「自己実現」とは潜在的なものも含め、一人ひとりのパーソナリティーが持つ可能性(個性、才能、価値観など)を最大限に伸ばすこと。「他者との共生」とは、自己と異なる人とできるだけ多く、深く交わり、互いを受容し、尊重し合う生き方です。これらは言葉で教えて充分に理解できるようなものではなく、それらが育つ活動を経験し、体験的に身につくものです。


 適切な環境、施設、設備とリーダーを配置した組織キャンプは、人間としての大切な資質を養うのに、きわめて効果的です。小集団を単位にした生活は、さまざまなプログラム活動を通して、ほかの人々と結びつく体験をもたらし、確実に一人ひとりを変えていくのです。まさにYMCAが提唱する「みつかる。つながる。よくなっていく。」場が、キャンプなのです。


 ところがご存知のように、2020年前半に始まった新型コロナウイルスの世界的な流行により、学校も幼稚園も休校・休園が続き、「密閉・密集・密接」の重なる状況を回避することが求められました。それは、今まで組織キャンプで実践してきた互いの濃密な関係性よる成長を否定するような事柄でした。


 そのような状況の中、一時はすべてのキャンプの中止をも検討しました。しかしながら、世間がみな自粛・機能不全に陥るような状況を目の辺りにして、こんな時だからこそ、キャンプが必要であるとの結論に至りました。私たちは、先行世代の責任として、こどもたちの育ちを止めてはいけないと確信し、今こそ自然の中で全身を使って遊びこみ、仲間との出会いや共通体験を重ねていくことこそが必要であるとの結論に達したのです。そこで議論を重ね、しっかりと感染症対策を行った上で上記ラインナップを企画し、キャンプを実施しました。


 これまでの100年とは大きく異る今年のYMCAのキャンプでしたが、私達の想いに共感してくださった544名のキャンパーが参加してくださいました。心より感謝申し上げます。今後とも、今回の精神を保ち続け、秋冬春とキャンプを継続していきますので、何卒よろしくお願いいたします。